ヨハネの黙示録・全ての謎が分かる

The Seven Seals

◆◆◆ 地球大変革/EM医学革命 ◆◆◆
2009.10.20 窪田光治

1.はじめに 
2.EMの誕生と我が家の取り組み
2-1 EMと私の出会い 2-2 EM誕生のいきさつ  2-3 微生物の共生
2-4 有用微生物群 2-5 我が家の実践 
3.書籍の紹介   4.EMの作用と働き1
4-1「蘇る未来」プロローグより抜粋 4-2「蘇る未来」プロローグの解説  
① 世界中を席巻、地球環境を大きく改善 ② エントロピーとシントロピー
③-1 耕さないでよい ③-2 草取りしないでよい ③-3 農薬を必要としない
③-4 農薬、ダイオキシンを分解する 
④ 化学肥料や農薬の使用過多で土壌が劣悪化して農業が不振
⑤ 北朝鮮の奇跡的な農業の再生に活躍したのがEMです。 ⑥ 汚水もEMによって浄化され
⑦ 保存のための添加剤はまったく不要となり 
◆ 複合汚染2 ◆ 不思議なEMの波動特性 
⑧ 酸化劣壊が防止されるため、建築物の耐用年数は現在の数倍以上
◆ 内断熱工法と外断熱工法 ◆ 鉄のトライアングルと壮大な無駄 
⑨ 内燃機関の燃焼効率を高めて排気ガスもクリーン
◆ クラスター ◆ 燃焼効率 ◆ EM物質はクラスターを分解する
5.EMの作用と働き2--「EM-Xが命を救う」田中茂著プロローグ--- 世界最高の抗酸化物質ではないか 転移したガンもEM-Xで回復へ
① EM-Xは薬ではない 
◆ 水とクラスター ◆ 体の水分と新陳代謝 
◆ EM-Xは細胞を活性化し、免疫力を飛躍的に高くする
◆ 免疫力とは何か/肉体と魂の関係 ◆ 癌は何故発生するか/第一原因は心の在り方
② 難病といわれるさまざまな症状に驚くべき効果 
③ 臨床でEM-Xをかなり頻繁に用いてきました
④ 世界最高の抗酸化物質 ⑥ EM-Xにはまったく副作用がない
◆ エイズの治療 ◆ 放射線被曝治療
6.終わりに

1.はじめに 
      
 このテーマを取り上げたのは、EM技術は未来を拓く人類の希望であると思うからです。未来技術といっても、EMは世界55カ国で既に製造され、多くの人々が取り組んでいる技術です。しかし、未来と冠したのはその可能性と奥深さはまだ未知数だからです。地球の環境浄化革命、医学革命、農業革命、さらに様々な領域に及んでいるのです。

 ざっと具体的な項目を挙げると、ダイオキシンさえ分解し海や川のヘドロを浄化、医者がさじを投げる難病の克服、癌の驚異的な消滅、健康と予防医学、エイズの治療、放射能被爆治療、穀物の限界突破、荒れ地での作物栽培技術、病害虫に強い農薬不要の農業、草取りをしなくて良い農業、内燃機関の燃費向上、コンクリート鉄筋の錆び防止、食品の鮮度維持などがすぐに頭に浮かびます。

 限界突破とは、米ならば、反当たりの収穫量が2から3倍に達するという意味です。作物の本来持っている生命力を最大限に引き出す作用があり、従って食糧危機も克服が可能な画期的技術である、と私は思います。

 発明者の比嘉照夫琉球大学教授は、世界中を飛び歩き、約20年に渡って製造技術と設備の建設について各国政府と契約しそれを供与してきました。10年先まで予約済みであると教授の著書にありました。さらに、一切の宣伝活動はしない、金儲けの道具にはしない、という信念を持っており、これに賛同できる組織のみがEM製品の製造と流通に携わることができます。

 日本人は嫉妬の国であり、学会や権威のある学者は地方の大学の名もない学者の大発明を無視し続けています。また、政府の研究機関や多くの自治体もそうです。画期的な癌の免疫治療ワクチンである丸山ワクチンも学会と政府につぶされてしまいました。比嘉照夫教授は、そんな日本政府を全く相手にせず、世界を飛び回ってきたのです。

 いまでは、EM技術を世界の多くの知識人は知っています。日本人は、知識人ですら知らない、恥ずかしい限りです。EMを語らずして、最近特に話題になっている環境、有機農業、癌治療、食糧危機、脱農薬、こういうテーマを語ることはできないと私は思います。

 EM技術の偉大さを語るのは大変難しい。余りにも広範で革命的だからです。私の体験と何冊かの本を紹介しつつ、その技術テーマや応用例について触れていきたいと思います。広範ですから、断片的な事を説明していきますので、全体像は読者が感じ取り、一冊でも比嘉照夫教授の本を読んでいただきたいものです。

2.EMの誕生と我が家の取り組み 
       
 EM技術は広範かつ奥行きが深く、いきなり個別の説明をすると全体が見えなくなりますので、少しずつ説明していきます。全体像が分かってくると、人類にとって大きな希望であることが次第に分かってくると思います。

2-1 EMと私の出会い

 私とEMの始まりは一冊の本からです。新聞の一面記事の下に本の広告が出ていますが、ふと目にとまったのが、

1993年初版 「地球を救う大変革」 比嘉照夫 琉球大学教授

でした。なにやら楽しそうな本、というのが私の直感で、比嘉照夫という名前も「陽が照る夫」という語音ですから、地球に光を注ぐ男、そういう意味でしょうか、名は体を表すと言いますが、この本を読んだ後、本当にそうだと思いました。

 書籍の紹介で再び概要を説明しますが、現在は「地球を救う大変革」に続いて「地球を救う大変革②」「地球を救う大変革③」が出版されています。また、農業、医療、環境の現場における報告書も多数出版されています。

2-2 EM誕生のいきさつ

 比嘉照夫教授は、農業用の微生物の応用、すなわち土壌を改良し、収穫量を増し、病害虫に強い栽培方法などを研究していました。

 様々な微生物を何度も研究し、それをバケツに捨てていました。ある程度バケツが一杯になると、「よいしょ」と研究室の外へ運び、それを敷地のある場所に捨てていました。ある時、疲れた目を休めるように、ぼんやりと外を眺めていると、「ハッ」としました。いわゆるインスピレーションです。

 特定の場所だけ、雑草が異常に繁殖し、青々と茂っていることに気がついたのです。どうして、あの場所だけ違うのか不思議に思い、研究室の学生に尋ねました。学生は、「あの場所は、先生がいつもバケツの中の試料を捨てているところではありませんか」そう言ったのです。

 そこで教授は、「なぜ、成果の出なかった微生物の試料なのに、こういう事があり得るのか」と考え続けました。そこで、「ハタッ」と再びひらめいたのです。再びインスピレーションです。

2-3 微生物の共生  
   
 彼は、作物の栽培に役立ちそうな微生物を《種類ごと》に研究していました。そして、「ああ、これも駄目、これも駄目、またこれも駄目、・・・・・」、教授は飽きることなく研究を続け、バケツに捨てた試料が貯まると、「えい、これも駄目だったか、それー」という感じで、バケツの中身を力任せに当たりにまき散らしていたのです。

 彼は、種類ごとの微生物を研究していました。しかし、バケツの中では、様々な微生物が混在していたのです。彼は、「微生物の共生・共同作業」に大きな秘密があるのではないか、と気がつきました。

2-4 有用微生物群

 こうして誕生したのがEM (Effective Microorganisms)であり、 有用微生物群という意味です。乳酸菌、酵母、光合成細菌に分類される約80種類の菌で構成されています。面白いのは、その中の2割ぐらいの菌がリーダー的役割をし、3割ぐらいが協力し、5割ぐらいは日和見な菌達なのです。

 日和見とは、悪にも善にもなる菌のことで、リーダにくっついて「ワー」と騒ぐ菌、菌は騒いだりしませんが、政治家でも人間の世界でも同じらしいのです。ようするに、数が多い方が勝つ、そういうための菌達です。日和見菌達もおだて方次第で大きな力を発揮するということなのです。

 更に興味深いのは、これらの善玉菌は地球誕生の時、大気中・地表に多く繁殖していた菌達で蘇生菌と呼ばれています。メタンガスを食べて酸素を造りだした、そういう菌です。さらに、納豆や醤油、お酒を造る菌の仲間です。

 メタンガスが大気中から無くなり、酸素が大気中に増えました。彼らの餌が無くなった結果、繁殖することができずに土中でひっそりと生き延びてきました。一方、酸素が増えた結果、酸化させる菌、腐敗させる菌、ようするに悪臭を放つ悪玉菌・腐敗菌が地上を支配するようになったのです。

 EMは農業、環境、医療の現場で、蘇生型サイクルを実現させる事ができる技術なのです。その核心について次第に説明していきましょう。

2-5 我が家の実践

1 強力な抗酸化力、免疫力の著しい向上

清涼飲料水 EM-X

2 生ゴミの肥料化

EM一号、EMミラコン/ボカシ

3 フローリングと蘇生菌の繁殖

EM一号他の噴霧

 EMが「とんでもない効力」を発揮することが次第に分かってきました。私は、この本を読んでから、EMの生菌を一滴垂らした水を毎日飲んでいました。今では、生菌入りだけでなくEM-Xという清涼飲料水30ccぐらい、お酒やお茶に入れて飲んでいます。

 人間の免疫力が飛躍的に向上するのですが、その原理については後ほど紹介しましょう。難病の治療という医学革命、健康で長生きという予防医学革命へと発展していきます。

 またEMに出会ってから、自宅の「生ゴミ」を捨てたことはありません。我が家にとって「生ゴミ」はEMミラコンを用いて発酵させ、大切な「肥料」に生まれ変わっています。おかげさまで、小さな菜園の作物は見事に実り、花は綺麗に咲き続けています。農業、畜産、ペットなどに応用できます。

 床掃除の際は、EM生菌を500倍ぐらいに薄めて、噴霧しながら行います。雑菌を食べてくれ、臭いを消し、元気いっぱの蘇生菌が家の中に繁殖するからです。蘇生菌と腐敗菌の詳しい話は後ほどにしますが、家の中に善玉菌が増えて、腐食せず、腐敗せず、臭わず、皆家族は元気、そういう効果があります。

 ガソリンに混ぜると燃費が著しく改善する、そういう実験結果があるのですが、大抵の人は、「どうして?」と思うでしょうが、原理を知ると納得できるはずです。

 事項からは、原理を交え、また書籍を紹介しながら、EMの様々な応用に関する具体的な例を紹介していきます。

3.書籍の紹介
              
 まず書籍の紹介を簡単に行い、その後、より具体的な話をしようと思います。私が読んだ本以外にも様々な書籍が出版されていますので、興味のある方は御自分でお探し下さい。

①「地球を救う大変革」1993 年初版  サンマーク出版 比嘉照夫 琉球大学教授 著
  副題---食料・環境・医学の問題がこれで解決する

 現在は、「地球を救う大変革2」「地球を救う大変革3」が出版されています。私とEMとの出会いという話の中で既に紹介しましたが、比嘉照夫教授が取り組んできた広範な応用実例が書かれていますので、EM技術を知るための基本となる本です。
 
②「EM環境革命」1994年初版 総合ユニコム 比嘉照夫 琉球大学教授 著
  副題--人・暮らし・生命が変わる 

 EMは口コミで広がりました。一方、前述したように、学会と政府機関は現在でも無視したままです。様々な人が試行錯誤を重ねつつ、取り組んだ体験談が書かれています。この時点で既に、世界14カ国でEMの製造が開始されていると報告されています。

③「EMで生ゴミを活かす」1995年初版 サンマーク出版 比嘉照夫 琉球大学教授 著
  副題---家庭菜園から農業まで

 家庭で誰でも行える生ゴミを発酵させる方法について詳しく書いてあります。花や野菜作りが好きな方なら、生ゴミを捨てずに肥料にできるのですから一石二鳥、更に良く育つとあれば一石三鳥、おまけにおいしい健康野菜を食べて自分も元気であれば一石四鳥と言うわけです。

 家庭で生ゴミ処理を行い、滲み出てくるEM菌がたっぷりと入った廃液を台所から流すと、配水管の中が浄化され、下水が浄化され、河や湖が浄化され、やがて海が浄化されます。全世界の家庭が実践すれば、それが実現します。

④「蘇る未来」2000年初版 サンマーク出版 比嘉照夫 琉球大学教授 著
  副題--EM技術が21世紀を変える 

 様々な実例とその成果について書いてあります。中でも、ダイオキシンについての記述は初めてです。ダイオキシンは、泣く子も黙るという恐ろしい発ガン物質ですが、今までの常識では、自然界では全く分解されません。しかし、EM菌の繁殖した土中では、ダイオキシンが完全に分解され、消滅することが実証されているのです。このように大事な事が、学会からもマスコミからも無視され続けています。

⑤「蘇る命」1996年初版 総合ユニコム(株) 田中茂 医学博士 著
  副題--自然治癒力を高めるEM-Xとは 

 著者は埼玉県和光市で病院を経営する一方、長年市長を務められた方です。EMが口コミで広まる中、かなり早い時期にEMの強烈な抗酸化力に注目し、御自分の病院でEM-Xを患者に投与してきました。癌、糖尿病、肝臓病、アトピー、膠原病といったありとあらゆる難病と言われる病気に対する様々な臨床結果を分かりやすく書いてあります。

⑥「EM-Xが命を救う」1998年初版 サンマーク出版 田中茂 医学博士 著
  副題--医師が実証する大いなる治癒力

 ⑤に続いて、更に豊富な臨床結果が書いてあります。EM-Xの適切な処方が次第に確立し、癌が劇的に改善するなどの事例が増えてきたこと、また他の多くの難病の具体的治療の成果が報告されています。

⑦「EM-Xが命を救う」新改訂版 2002年初版 サンマーク出版 田中茂 医学博士 著
  副題--医師が実証する大いなる治癒力

 ⑥に続いての、更に豊富な臨床結果が書いてあります。癌が1ヶ月、2ヶ月で完全に消滅するなどの劇的な症例が次々と発生するようになったことが報告されています。興味深いのは、直ることを疑って、いやいや服用すると、効果が薄いまたは効かない、そのために治療の途中でやめてしまう人がいることが判明したことです。精神的な面、心の持ち方にも、重要な治癒の原理があることを示唆しています。

⑧「EM 医学革命」2000年初版 総合ユニコム(株) 比嘉照夫 田中茂 監修
  副題--いのちを救う! 驚異のEM-Xとは

 この本は、沖縄サミットの際に世界から集まった要人全てに配布されたものです。新しい医療に取り組む医師達-「EM-Xによる医療最前線」ということで、12人の医師達が行った様々な実験、臨床結果の報告書です。医学者による科学的実証結果であり、他の科学者の評価に耐えうる内容となっています。

 例えば、EM-Xを投与したネズミのグループと、投与していないグループにそれぞれ同じ実験を行い、その結果を比較するという具合です。休むことなく走り続けさせて、どちらのグループが長く走れるか、そのようなデータを集め、如何にEM-Xが抗酸化力に優れるか、また肉体の細胞を若々しく蘇らせるか、そのような視点から立証実験をしています。

 科学者や医学者向けに書かれた科学的データ満載の本です

4.EMの作用と働き1 
          
 表題について具体的な事を書こうと思いましたが、余りにも分野が広大であり、私のささやかな知識では到底皆様に正しくお伝えできないことを自覚しました。そこで、幾つかの著書から部分的に抜粋した上で、コメントすることにします。

4-1「蘇る未来」より抜粋

 まずは、既に紹介した、『④「蘇る未来」2000年初版 サンマーク出版 比嘉照夫 琉球大学教授 著 副題--EM技術が21世紀を変える』の「プロローグ-微生物が地球環境を大きくかえている」から抜粋します。

① いまから約二十年ほど前、沖縄・琉球大学の私の研究室の片隅から生まれた微生物群が、いま世界中を席巻、地球環境を大きく改善しはじめています。
 この微生物たちの集団、有用微生物群(英語でEffective Microorganisms)は、アメリカ、ヨーロッパなど先進諸国をはじめ、東南アジアや中南米、アフリカでも広く普及されるようになりました。

② その結果、いまや地球は破減に向かうエントロピーの増大の方向から、逆に汚染を資源化して環境を浄化すると同時に、あらゆるものを蘇生化するシントロピーの世界へと進む糸口をつかみはじめています。シントロピーとはあまり耳慣れない言葉かと思います。このことは第4章でくわしくふれますが、エントロピーの逆の概念として私が提案した用語で、蘇生の法則を意味します。自然界を観察すると、このシントロピーの法則が厳然と存在しています。

③ EMが導き出すシントロピーの世界とはどんなものか。たとえば農業は近い将来、種をまくだけで、あとは何もしないで収穫するという単純作業に変わるでしょう。この有用微生物群、つまりEMを使えば、世界人口が必要とする量の食糧を確保することが十分可能になります。

④ そのよい例が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)です。北朝鮮は一九九〇年代はじめから、長年の化学肥料や農薬の使用過多で土壌が劣悪化して農業が不振となり、九五年以後は極度の食糧不足に陥り、国民が塗炭の苦しみを味わっている国として国際社会では認識されています。たしかにそうなのですが、しかし、それも九八年までの話。九九年の秋には大幅な食糧増産を達成し、この国の食糧不足は一気に解決してしまったのです。

⑤ 北朝鮮の農業問題は構造的なもので、いままではそう簡単には解決できないと考えられていました。この北朝鮮の奇跡的な農業の再生に活躍したのがEMです。エネルギー不足のうえ、農薬も化学肥料も農業機械も足りない。ほとんど壊減的だったこの国の農業は、EMを使うようになって三年で完全に回復を果たしたのです。これもくわしくは第2章で述べますが、このことからもEMが食糧問題の解決にいかに大きな力を発揮しているかがおわかりかと思います。

⑥ また、家庭や工場から排出される汚水もEMによって浄化され、その結果、河川もきれよみがえいになり、さらに海も甦り、魚介類が豊富に取れるようになりました。実際にEMを積極的に使いはじめた有明海や瀬戸内海のある地域では、周辺の川や海がすっかりきれいになり、一度は消失したアサリや天然カキなどが復活し、地元の人々を喜ばせています。いずれも、EMで川や海をきれいにしようというボランティアの人々の努力によるものです。

⑦ このような第一次産業だけでなく、第二次産業の分野でもEMは幅広く使われています。食品の加工や保存にもEM・X(EMが生成した抗酸化物質を抽出し、濃縮したもの)を使用すると、保存のための添加剤はまったく不要となり、健康にとってもすばらしい加工食品に変身する。ご存じのように保存用の添加剤は、発ガン性はもとより環境ホルモン作用など食べ物の本質的な安全性の面で、多くの間題をかかえています。

⑧ また、建築資材にEMやEM・X、またはEM・Xセラミックスを併用すると、強度はもとより酸化劣壊が防止されるため、建築物の耐用年数は現在の数倍以上にすることが可能です。ペンキやセメント、クロスノリなど内装材に応用すれば、現在大きな社会問題となっているシックハウス症候群も簡単に解決することができ、化学物質過敏症に対しても絶大な効果があります。

⑨ さらに自動車をはじめ、あらゆる内燃機関の燃焼効率を高めて排気ガスもクリーンにします。いま問題となっているディーゼルエンジンの微粒子問題も、安価で効率よく完全に解決することも可能となりました。電力の分野でも二〇~三〇%の省エネ効果が認められ、超高寿命のバッテリーなど、あらゆる機器を高機能化することも確認されています。

⑩ このようにEMの応用は衣・食・住はもとよりすべての分野で行われており、その余得は健康はもちろん、望ましい居住環境とすべてのものが安心して使えるというコストの面でも威力を発揮しています。

以上、抜粋。

4-2 「蘇る未来」プロローグの解説

 段落に番号を付けましたので、赤字に修正した言葉の意味について、解説・コメントしていきます。

① 世界中を席巻、地球環境を大きく改善

 「地球を救う大変革」初版、②、③を読むとわかりますが、比嘉照夫教授は日本政府を頼りにせず、世界各地の政府機関と契約を結び、EMの製造装置の建設とその使用方法の伝授を続けてきました。今では、55カ国の政府機関で製造され、かつ使用されています。

 日本政府、及び政府機関、学会はこの事実を無視したままです。しかし、日本においても口コミで広がり、各地のボランティア、理解のある自治体でかなり広く使用されるようになりました。開発後、約30年を経過しましたが、今では多くの人が「聞いたことがある」と言うようになりました。

 比嘉照夫教授は、広告宣伝をしない、商売の種や金儲けの種にしてはならない、これを海外へ伝授するときの契約条件にしています。従って、EM一号は土壌改良剤、EM-Xは清涼飲料水として販売されており、インターネットなどのホームページを読んでも、EM技術は画期的な技術だとか、EM-Xで癌が消滅した、などという事は一切書いてありません。日本の薬事法に違反することになるからです。

 ですから、日本では口コミでしか広がらないのです。従って、知っている人は知っていますが、知らない人は知らない、そしてまだ大部分の人は知らないのが実情です。海外では、政府機関が積極的に活動していますから、その広がり方は圧倒的に違います。海外の病院でも非常に積極的な取り組みがされているのです。

 余談ですが、私はEMと付き合って約20年ちかくなりますが、妻がEMを認めるようになったのはまだ最近です。当初、家内は数日に一度という頭痛もち(憑依の可能性がある)だったのですが、騙されたと思ってEM-Xを一日5CCでいいから飲んでみなさいと諭し、ようやく飲み始めました。

 半年ほどして、どうだったと聞くと、「悔しいから言わなかったけど、あれから一度もない。」と言われました。それ以来、妻はEMとEM-Xの良き理解者となりました。

② エントロピーとシントロピー

 「エントロピー」は熱力学の一つの法則を指す言葉であり、概念です。熱は拡散し、物質は壊れていくという概念です。秩序あるものが壊れて無秩序になっていくという三次元世界の原理、釈迦仏教で言えば「諸行無常」の言葉に相当します。
 もっと分かりやすく言うと、三次元の人間社会とこの宇宙は、何もしないでいると、全ての物質やエネルギーは拡散し、無秩序になり、複雑になり、最後はどうにもならなくなるという概念です。

 たとえば、経済活動をするとゴミが大量に出、環境を破壊し、汚染物質で溢れ、更に人間は健康を害し、それを何とか回復しようとして医学が発達し科学が発達するが、一向に病気は減らず増えるばかり、省エネ・リサイクルといいながら環境破壊が更に進む、という具合です。

 つまり、破壊・腐敗サイクルが熱力学のエントロピーの法則になります。この世の、多くが破壊・腐敗サイクルであるこをまず理解しておく必要があります。EM技術は、蘇生サイクルへと人間社会と地球環境を変えていく技術である、それを比嘉照夫教授はシントロピーと呼んだのです。

 前述したようにメタンガスを食べて酸素を創り出す菌、納豆や醤油の酵母菌、イースト菌などもそうです。腐敗させる菌を餌にして繁殖し、また腐敗させず更に人間や植物に役立つ物質を創り出す菌、従って環境を蘇らせ、植物と人間の細胞を活性化させる、そのような菌類の組合せがEM菌、有用微生物群なのです。

 私がEM-Xを飲み始めて、すぐに実感したのは、絶対に二日酔いにならない、お酒が強くなる、睡眠時間が少なくともすっきりと目覚める、これは数日で効果が出てきます。後ほど原理を説明しますが、体内の水は約一週間で入れ替わりますから、新陳代謝の速度はすぐに改善されていくのだと思います。

③ 農業は近い将来、種をまくだけで、あとは何もしないで収穫するという単純作業に変わるでしょう。

 ここだけ読むと荒唐無稽な話に聞こえます。何故なら、農業って大変なんだよ、耕し、肥料をやり、種を蒔き、草取りを何度もやり、農薬も何度か散布し、そうしてようやく穀物や野菜ができる、というわけです。おまけに、天候に著しく左右されます。

 私の知り合いで大学の先生がいますが、彼が当時やっていた研究を話してくれたことがあります。なんと、一粒の籾(もみ)から500本の穂が出る、そういう稲の栽培方法を研究していると言っていました。普通の栽培方法だと、10本か20本でしょうか、とにかく一桁違うことは確かです。トマトも適切な栽培をすると、一万個の実を同時につけると聞きます。

 これから分かることは、植物本来の生命力はとてつもなく大きいらしいということです。その力を充分に引き出せたら本当に農業革命が起こるかもしれないのです。EM技術はその最先端を行っています。

③-1 耕さないでよい

 まず、何故、耕すことから解放されるか説明しましょう。

 後述の④⑤にも関係しますが、EM菌が土中で繁殖すると、全く耕さなくても土が柔らかくふかふかになり、それも30cmぐらいの深さにまで達します。農業において、土を耕す事を当たり前のように多くの人が思いこんでいます。何故耕すかというと、土を柔らかくする、肥料を混ぜる、雑草の芽を粉砕する、などでしょうか。

 微生物が土中に繁殖し、自然と土が軟らかくなれば、耕す理由の多くが無くなります。しかも、EM菌、有用微生物群は、植物にとって役に立つ物質を土中で造りだし、植物がそれを吸収していきます。また土が深くまで軟らかくなり、かつ固くなりませんから、植物の根は自在に伸びていきます。通常は、定期的に耕さないと、次第に土が固く締まっていってしまいます。

③-2 草取りしないでよい

 土が深くまで軟らかくなり、ふかふかになると、驚くべき事に、土中に沢山混ざっている雑草の種が《一斉に》芽を出します。深さ30cmの深さからもです。

 そうすると、最初に一度、全部の草を取ると、後は土中に種が全く無くなり、従ってそれ以降は草が生えてきません。周囲の畑がみなそうなれば、風で飛んでくる種も激減する事になります。通常は土の深いところからは芽が出ない、そして耕す度に新しい種が上の方に出てくるため、耕す度に何度でも草が生えてきて、いつまでも草取りを続けなくてはならなくなります。

③-3 農薬を必要としない

 自然農法、有機栽培の大きな問題点は、病害虫をどうやって克服するかです。EM菌が繁殖すると根が遠くまで伸び、植物は非常に元気になります。人間も健康な人ほど病気にかかりにくくなると同じように、植物も病気になりにくくなります。同時に害虫に対しても抵抗力が付くことが確かめられています。

 通常の栽培方法だと、穀物でも野菜でも、何度も消毒をしないと、病害虫を防げません。農薬をまけば、土中の微生物も死に、化学肥料をまくと、やはり微生物が死にます。そして、農薬は穀物や野菜の中に微量であっても残留します。また、土中にも残留します。

 多くの方はあまり認識していないかも知れませんが、日本全土が有機水銀に汚染されており、日本人の髪の毛から検出される水銀濃度は欧米人の10倍であると聞いています。今では全世界の隅々まで、微量ではありますが、薬に汚染されています。北極海のオキアミからも検出されるそうです。

③-4 農薬、ダイオキシンを分解する

 EM菌は、なんと自然界では分解されない農薬を100%分解し無害にする事が確かめられています。あの恐るべき発ガン物質である土中のダイオキシンさえも、無害化してしまう力を持っているのですから、農薬を必要としない穀物や野菜の栽培技術を確立すべき時が来ています。

 昔、40年ほど前の事ですが、「複合汚染」(有吉佐和子著) という本を読み、恐ろしい事実を知りました。お米を貯蔵するとき、臭素ガスを倉庫内に充満させ、害虫とカビを防止します。米にはごく微量の臭素ガスが含まれ、そのため腐りにくく、コクゾウムシが湧きません。もちろん、有機水銀その他の農薬も微量ですが含まれています。

 私の子供の頃は、御飯はすぐに「饐(す)えた」ものです。臭いをかいで、あ、駄目だ、これは」と判断したものです。人間は、あらゆる食材から、微量ながら様々な農薬、添加物をとり続けています。一つ一つはすぐには健康を害さないレベル、いわゆる無害であると公的に宣言されているのですが、それらの科学物質をとり続けて本当に無害なのか、長期的にはどうなのか、誰も証明することはできません。

 「複合汚染」の怖さがそこにあります。皆さんは余りご存じないと思いますが、優生保護法という法律があります。その法律は、奇形児が多く生まれるようになったため、出産前に母親に内緒で処理できるようにしたものです。今では、奇形児を早期に発見し、医師の判断で死産にしています。母親にはもちろん事実を話しません。ですから、世に知られることはないのです。

 昔のことですが、教師であった母から聞いたことがあります。優生保護法ができるまでに生まれてしまった奇形児を「飼育」する場所を見学したことがあるそうですが、人間の姿形をしていない単なる肉塊であり、想像を絶する世界が闇の下に隠されている、もちろん地下のオリに囲まれたところであったそうです。私は、それを聞いて大変な衝撃を受けました。

 現在は医学が発達していますが、しかし病気は増え続け、癌で亡くなる人が激増しています。EMとEM-Xは、根底からその悪循環を断ち切り、環境も人も健康サイクルへ切り替えていくことができる技術であるのです。

④ 化学肥料や農薬の使用過多で土壌が劣悪化して農業が不振

⑤ 北朝鮮の奇跡的な農業の再生に活躍したのがEMです。

 土地がやせて作物の生育が不良、単位面積当たりの収穫量が少ないと、化学肥料を大量にまくようになります。最初は効果がありますが、土中の微生物が死滅し、土が固くしまっていきます。そうすると。根の発育がわるくなり、病害虫に弱い、ひ弱な作物しかできません。病害虫を予防するために農薬を多用するようになります。そうすると、ますます土が悪くなり、死んだ土になっていきます。

 比嘉照夫教授は北朝鮮の政府機関と契約し、土壌改良に力を入れたようです。そして、大きな成功を収めました。しかし、EMが北朝鮮の食糧増産に大いなる貢献をしたという話は、全くと言っていいほどメディアは報じていません。これほど大きな人道援助はないのですが、どうしたことでしょうか。

 海外援助の多くは利権がらみであり、このような真の博愛・人道的な支援を快く思わない政治家や関係者が多くいるのです。米を何十万トン、肥料を何十万トン支援するという話は何度も聞いています。その度に、巨額の税金が動き、業者と政治家にリターンが入るからです。

⑥ 汚水もEMによって浄化され

 ある自治体の下水の汚泥処理施設では、年間数百万円の電気代がかかっていましたが、EM処理をするようになってから、汚泥処理のための電気代がかからなくなった。EMダンゴやEMセラミックスをヘドロで濁った河や湖に沈めたところ、澄んだ水に変わった。汚水処理に関する沢山の具体的事例が報告されています。

 皆さん、鎌倉、湘南海岸で海水浴をされたことがおありだと思います。ここでもEMが使われているのを御存ですか。夏の湘南海岸を経験した人はわかると思いますが、大変多くの人が海岸を埋め尽くします。その多くの人は、海水中で「おしっこ」をします。また、海の家のトイレに行っても、結局は砂にしみ込ませていました。

 何十万の人が、同じ行為をするとどうなるでしょうか。鎌倉、湘南海岸は大腸菌の濃度が極めて高かかったのです。そこで、困り果てた地元の人は、EMを砂浜に散布することにしました。その結果、なんと海水中の大腸菌の濃度は、あっという間に激減してしまったのです。

 EM菌は、臭い臭いを発する腐敗菌を食べて繁殖します。また腐敗の原因となる有機物を分解すると同時に、人間や植物に有用なアミノ酸や抗酸化物質を創り出します。その結果、環境を浄化し、動植物を元気にしていきます。家庭で、生ゴミのEM処理をする時にできるEM菌が大量に含まれる排水(お新香の臭いに近い)を台所の流しに捨てると、配水管の中が浄化され、下水が浄化されます。

 全国の人が同じ行為をすると河や海が浄化され、全世界の人が同じ行為をするならば、世界中の海が浄化されていきます。海の生物や魚たちも、元気になります。

⑦ 保存のための添加剤はまったく不要となり

 EM菌が創り出す未知の物質は、非常に高い抗酸化力を持っています。抗酸化力とは、酸化を防止する能力の事です。酸化作用というのは、金属ならば錆の発生、ゴムや皮革製品ならば材質の劣化や表面のつやが無くなるなどの症状、食品ならば腐敗菌の繁殖を意味します。ですから、EM菌が生きた状態のEM1号を噴霧しても良いし、菌を取り除いて濃縮したEM-Xを噴霧しても良いのです。

 昨年の夏、田舎から帰る途中の事ですが、お腹が空いたので高速サービスエリアの屋台で焼き鳥を何本か買って食べましたが、変な味がしたので全部捨てました。炎天下で食中毒が発生しないように、防腐剤を噴霧したのかもしれない、と私はそう直感しました。おそらく、規定値を超えて大量に噴霧したに違いありません。

 皆さんは御存知かどうか知りませんが、コンビニで売られているおにぎりや弁当、あらゆる食品を調理した後、常識として封をする前に「防腐剤を噴霧」するのです。微量かも知れませんがそうしないと、業者は安心して販売できないのです。

 私は、日本酒が好きですが、防剤入りかどうかすぐに分かります。一口パックの味噌汁の味噌もそうですね。あらゆる食品に添加、また店頭で噴霧されている、この事実を知っておいた方が良いと思います。私はそれを承知で「おいしくいただく」ようにしていますが、本当に無添加のものを食したときは、もっとおいしく感じます。

 しかし都会では、もう本来の味が無くなってしまったように思います。先日、熊野に帰省し、熊野山中にある娘の知り合いが経営している宿に一泊しました。贅沢なものは一切ありませんが、地元の方の手作りによる料理はこんなにおいしいのだ、と改めて思い、とても幸せな気持ちになりました。

◆ 複合汚染

 「③-4 農薬、ダイオキシンを分解する」において、複合汚染について触れましたが、現在人類は壮大な実験をしているようなものです。発ガン物質をはじめ、防腐剤、色素、味をよくするための添加剤、臭いを付けるための添加剤、ありとあらゆる化学物質を私達は食物を通して摂取しています。

 それだけではないのです。養鶏所では、早く太る、早く成長するホルモン剤を餌に混ぜています。そのホルモン剤を、微量ながら卵や肉を通して、間接的に人間は毎日のように摂取しているのです。

 子供が好きなファーストフード、安くておいしいハンバーガー、これらには食欲がでるようになる、つまり沢山食べたくなるホルモン剤が添加されていると、ある本で知りました。商業主義の恐ろしい一面です。一ヶ月間、それを食したところ、肝臓障害が見られたと報告されています。

 健康に関心があるなら、食物の添加物と含有物質に関する知識、そして体の6割以上を占めている水に関する知識、これを抜きにして健康を語ることはできません。人工的な食品も危険です。

 しかし、食物に関しては100%無害なものは無いと言っても良いし、より安全な食品を手に入れるのは大変難しい。ここで、EM-Xを体内に摂取すると、肉体は60%以上が水ですから、とてつもない大きな働きをすることになります。

◆ 不思議なEMの波動特性

 EMの創り出す抗酸化物質は一体何なのか、これはまだ良く分かっていないようです。しかし、無味無臭、ただの水に見えます。全く副作用の無い、ただの水に見え、でもただの水ではありません。

 少量のEM抗酸化物質が大きな効果を発揮するのは事実であり、科学的メカニズムについて、比嘉照夫教授は原子や分子の持つ波動で説明しています。しかし、批判者も多く科学的な定説ではありません。本格的なメカニズム解明はこれから次第に行われていくと思います。

 教授の波動説とはこういう事です。EM菌が造りだした物質の特性として、EM物質が触れた他の物質にEMの働きが伝染するというものです。原子や分子は沢山の自由電子を伴い、高速で振動しており、同時に磁気的な波動を放射しています。EM物質は、他の原子の波動を整え、その性質をEMが持つ特性に変えていくらしいのです。

 この事実を証明するものがあります。EMセラミックスです。EM菌を粘土に混ぜ、700度℃?という高温で焼成します。もちろんEM菌は死んでしまいますが、そのセラミックス・瀬戸物はEM菌の持つ性質を引き継ぐ事がハッキリと分かっているからです。これは既に商品化され、土壌改良材として、建築用コンクリートに混ぜたり、浄水器に応用したり、風呂に入れたり、ご飯を炊くときに入れたり、枕に入れたり、いろいろな使い方ができます。

⑧ 酸化劣壊が防止されるため、建築物の耐用年数は現在の数倍以上

 EMと建築物iに何の関係があるのか、最初は皆そう思うはずです。鉄骨とコンクリートで造られる構造物が多いのは皆さん御存知です。

 コンクリートは水を大量に使用して造ります。通常の水には、様々な化学物質が溶け、イオン化されています。酸素も溶けています。ですから、鉄骨はコンクリート内部で次第に酸化し、錆が鉄骨の強度を低下させていきます。コンクリート自体も、水に含まれていた化学物質が作用して、次第に劣化していきます。

 コンクリートをこねるための水にEMを少量混ぜると、EMのもつ強い抗酸化力はコンクリートの水全体に伝染し、そのまま固まりますから、鉄骨は酸化せず、コンクリートも劣化しないという効果が得られます。これを広く応用するならば、様々な構造物の耐用年数が飛躍的に伸び、また安全性が長期間維持される、そうすると立て替えやメインテナンスの費用が激減し、社会コストを大幅に減らせることになります。

 ここでも政官業の癒着、鉄のトライアングルという自民党長期政権の弊害があります。EM技術にはこんなに優れた機能があるのに世は認めません。何故かと言えば、簡単です。耐用年数が数倍に延びれば、業者の仕事は数分の一、政治家へのリターンも数分の一、官僚達の仕事も数分の一になるからです。

◆ 内断熱工法と外断熱工法

 余談ですが、建築には内断熱工法と外断熱工法という理念があります。欧米は外断熱工法であり、法律で義務づけられ、違反すると免許取り消しになります。日本はずっと昔から内断熱工法です。戦後間もない時期に欧米の外断熱工法の調査が行われ、日本への導入が検討されましたが、うやむやになりました。

 結論を言いますと、外断熱工法は冷暖房費が1/10になり、壁の内部で結露せず、従ってカビが生えず、壁と室内の温度が同じになります。そのために極めて快適であり、さらに建物の構造物の寿命が飛躍的に延びます。しかし、日本では採用していないのです。

 省エネの効果は莫大であり、健康に極めて良い事が分かっています。更に建物の寿命が3倍になるために建物の解体による大量のゴミは1/3になり、当然のことながら高いローン負担は1/3になる、そうハッキリと分かっているのです。

 10年ほど前に、外断熱工法と内断熱工法に関するある著書が切っ掛けとなり、次第にこの工法を採用する工務店が現れてきましたが、従来の建築工法と大きく異なるため、まだ余り採用されていません。また、家を建てる人の基本的な意識がないのも大きな原因です。

 しかし、法律で義務づけをしていないために規格化されていない欠点があります。これは最大の行政の誤りであり、怠慢だと言えます。民主党政権となり、CO2の25%削減を世界に宣言しました。外断熱工法の義務化についてまだ話が出ておりませんが、やがて注目されるはずであると私は考えています。

◆ 鉄のトライアングルと壮大な無駄

 日本国民は、政官業の癒着、鉄のトライアングルの中で洗脳され、飼い慣らされています。読者には、この事実に気づいて欲しい、私は真にそう思います。20年前、ある市民運動を通じ、またある一連の本を読み、生活の中に目に見えない皆が気がつかない、「大いなる無駄」があることを知りました。今も延々と続いています。それらが改善されるなら生活費は大幅に下がり、日本は世界一豊かで快適な国になります。

 2009.08民主党政権が誕生しました。私はこの政権交代を待ち続けて20年ぐらいになります。自民党政権の理念は、生産者側に軸足がありました。民主党の理念は、生活者に軸足を置くところにあります。ここが大きく異なります。すなわち、これからは行き過ぎた生産者保護政策ではなく、生活者・消費者と生産者のバランスを取った政策へと転換していくはずであり、その結果、劇的な変化が訪れます。

 日本が抱えている莫大な借金、医療や年金、介護、地方分権、景気の回復、どれをとっても困難が山積みされています。しかし、今まで壮大な無駄を重ねてきたのですから、これを正していくのは、宝の山を発掘するに似ています。国家財政の破綻は避けられないでしょうが、国民もようやく目を覚ましたわけです。時間は掛かりますが、世界一理想的な国家に生まれ変わっていくと私は期待しています。

⑨ 内燃機関の燃焼効率を高めて排気ガスもクリーン

 EM技術は鉄筋コンクリートの強度や耐久性を大幅に向上させると前述しましたが、車の燃費を大きく改善する???という話も聞いてびっくりされるはずです。ガソリン車だけでなく、ディーゼルエンジン、ボイラーなど内燃機関全般に言えることです。

 どのようにするかと言えば、単純にEM菌が造り出した物質を燃料に混ぜるだけであり、EM一号やEM-Xを混ぜると良い、ということです。その濃度や、混ぜ方にはいろいろとノウハウが有るかも知れませんが、30%ぐらい燃費が向上するといいますから、相当効果があるらしいのです。

 燃費が向上すると完全燃焼に近づきますから、排気ガスもクリーンになるというわけです。では、何故、そんなバカな事???があり得るのか、分かりやすく説明しましょう。

◆ クラスター

 内燃機関はガソリンや軽油などを燃料にしています。液体自体は、私達の目で見た限りただの液体です。しかし、分子レベルでこれを見るときどのように見えるか、これが問題の核心なのです。

 分子構造はこういう具合であると説明されると、それで何か分かったような気分になるかも知れませんが、実際には様々な不純物が含まれ、一つ一つの分子がばらばらで液体を為しているわけではありません。

 ガソリンの分子も一つ一つがばらばらではなく、大きな塊となっています。数百、数千、あるいはもっと多くの数の分子が集まって、一つの塊を造っている姿を想像してみてください。その塊同士が無数に集まってガソリンという液体となり、それを私達が見ることができます。この塊のことをクラスターといいます。ブドウの房という意味です。

◆ 燃焼効率

 内燃機関では、燃料を霧状に噴霧して空気と混合させ、圧縮した後にこれに点火し爆発させる一連の工程を連続的に行うことで動力を得ています。何故、霧状にするのかといえば、空気とよく混合させ、無駄なく燃焼させるためです。

 すなわち、霧の細かさが大事なのです。如何に細かい霧にするか、そして空気と良く混合させることができるか、これが燃費改善の一つの大きな技術であり、また大切なノウハウです。もちろん、エンジン内部の構造や燃焼の温度といった様々な問題があります。現在では電子制御によって、最適な燃料噴射の技術も開発されています。

 しかし、それはマクロで見た時の話であり、ミクロで見たとき、すなわち燃料を分子のレベルで見たとき、完全燃焼にはまだまだ至っていないのです。それは前述したガソリンのクラスターが存在し、如何に霧を細かくしても、分子レベルで見たとき、分子の大きな塊からなる霧であるからなのです。

◆ EM物質はクラスターを分解する

 EMをガソリンに混合すると、分子の塊であるクラスターを細かく分解します。どの程度まで分解できるかは、EMの混合の仕方によるでしょうし、また限界も有るかも知れません。

 クラスターが分解され、ガソリン分子のより小さな塊になれば、空気とより多くのガソリン分子が接触することができますので、完全燃焼へと近づきます。このようにして、燃焼効率が改善されます。

 完全燃焼に近づけば不純物もよく燃焼し、排気ガスはクリーンになります。省エネと環境の両方を大きく改善させる事ができます。しかし、まだEMを燃料に混合しているという話は聞いたことがないので、まだ実用化されていないのでしょう。

 自動車メーカーは、燃費の良い車の開発に熱心に取り組んでいます。しかし、石油会社が燃費改善のための燃料を開発しているという話は全く聞いたことがありません。石油会社にとってみれば、燃費が改善されると、それだけ燃料の需要が減り、売上げが減少することになります。それは困るということで、そのような開発テーマを無視している、ということかも知れません。

 燃費が改善されれば、消費量をその分だけ減らすことができます。30%改善するなら、30%減らすことができます。前述の外断熱工法によれば、家庭の冷暖房費を1/10に減らすことができると紹介しましたが、温暖化対策としての大きな効果があることは明らかです。

 しかし、単純にいえば、石油会社の売上げが30%減り、工務店が60%倒産することになりますから、生産者を擁護する自民党では絶対にできませんでした。しかし、生活者と生産者のバランスを取る政策に変えて行くであろう新しい政治に私は期待したいと思います。

 クラスターを分解することができるEMを水に応用すると、肉体の免疫力が飛躍的に増大します。次に、健康と難病克服をテーマとして話を続けましょう。

5.EMの作用と働き2--「EM-Xが命を救う」    

 ようやく、難病の克服、健康医学、予防医学の話を進められる段階に至りました。EMの何たるかを語るのは難しいのです。何故なら、余りにもその応用の範囲が広く、また効果が画期的だからです。

 私は、比嘉照夫教授にノーベル賞を3つ同時にあげたい、それほどの大発明であると認識しています。まずは、十余年にわたり、御自分の病院でEM-Xを臨床に応用されてきた、院長の書籍のプロローグを紹介して、私のコメントを添えたいと思います。

----「EM-Xが命を救う」-P.10~P.15-抜粋----
      サンマーク出版 田中茂著

プロローグ 驚異のEM-Xとの出会い

世界最高の抗酸化物質ではないか

 医学は、日進月歩の勢いで新しい治療法や技術が登場していますが、私たちは本当に病気を克服できるようになったといえるのでしょうか。高齢化社会を目前にして、私たちが負担する医療費は、ますます増加するばかりです。健康とは何か、病気とは何かをあらためて考えてみる時期にさしかかっているといえるでしょう。

 いままでは抗生物質やワクチンによる化学療法が、病気を克服するために用いられてきました。しかし、近年話題になったO-157やエボラ出血熱、さらにはケラチア菌、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)など、より強力になった細菌やウイルスによる感染症が猛威をふるうようになり、病気克服はなかなかむずかしくなったのです。そのなかで、私がいまいちばん注目しているのが、本書で紹介するEM-Xなのです。EM-Xは薬ではありません。清涼飲料水として販売されている無味無臭の液体です。ところが、見たところ何の変哲もないこの水が、ガンをはじめ、難病といわれるさまざまな症状に驚くべき効果を上げているのです。

 八年ほど前から、私は医師として、臨床でEM-Xをかなり頻繁に用いてきました。もちろん患者さんと話し合ってのことです。その結果、私が得ている感触は「自分はいま世界最高の抗酸化物質を手に入れた」ということなのです。

 人はなぜ病気になるのか。それは、遺伝子に異常をきたすからです。では、なぜ遺伝子が異常になるのか。その原因は食生活やストレス、不摂生、化学物質など山ほどありますが、すべてに共通するのは「活性酸素」というものの存在です。

 遺伝子が活性酸素の攻撃にさらされ、正常な働きが阻害されると病気になる。たとえばガン抑制遺伝子というものがあります。これが活性酸素の攻撃で本来の機能を損なうと人はガンになってしまうのです。

 抗酸化物質というのは、この活性酸素の害を中和してくれる、わかりやすくいえば毒消しのようなものです。医学の世界では「スカベンジャー(掃除屋)」といっていますが、EM-Xはいま一般に入手可能な最良最強のスカベンジャーといってよいかと思います。

 最良といえるのは、EM-Xにはまったく副作用がないからです。いついかなる状態から用い始めても、何の心配も生じない。どんな治療を受けていようと、病気がどんな状態にあろうと、いっこうにかまわない。症状が軽いほうが効き目は大きいのですが、ガンの末期に用いて劇的な効果を発揮することも珍しくありません。

 最強という意味はEM-Xが抗酸化物質として、きわだってすぐれた能力をもっているからです。私の知る限り、いまEM-Xを上まわる抗酸化物質は見当たらない。ビタミンC、べータカロチン、ビタミンE、フラボノイドなどが白然界にある抗酸化物質としてよく知られていますが、そのなかでいちばん効力があるといわれるビタミンEの数百倍の能力をEM-Xはもっている、と私は考えています。

 五十七歳で肺ガンになった、新潟在住の男性の例をあげて、EM-Xの効果のほどを説明してみましょう。

 真壁義之さん(仮名)は五十代半ばまで、病気らしい病気はしたことがないというほど健康には自信をもっていました。ところが、そろそろ年齢も年齢だからということで人間ドックで全身の健康状態をチェックしてもらったところ、右肺に影があることがわかりました。

 「よもやガンでは……」。医師の説明と同時にガンという病名が脳裏をよぎったのにはわけがありました。一年くらい前から疾(たん)が多くなったような気がしていたからです。健康には白信をもってはいたものの、その一点だけが少し引っかかっていたのです。

 しかし、影があるからといって、ガンと決まったわけではない、それに、何かの間違いでたまたま影が映っただけかもしれない……必死に不安を打ち消そうとする真壁さんに決定的な宣言がいい渡されたのは、それから一週問後のことでした。

 CTスキャンで精密検査をした結果、左右の肺にガンがあることが確認されたのです。全身から血が引いていくのがわかるほど大きなショックを受けた真壁さんでしたが、ショックにうちひしがれているときではない、手術でも何でもやってもらって病気に勝つ。そう決意を新たにして新潟ガンセンターで内視鏡による手術を受けたのは、その翌日のことでした。しかし、術後に待っていたのは、「末期の肺ガンで余命三カ月あまり」という、あまりにも非情な、本人にとっては気を失うほどの宣告だったのです。

 私のところに相談の電話があったのはその直後のことでした。電話の向こうの声からは落ち込んでいる様子がありありとうかがえました。私は懸命に励ましながら、とりあえずEM-X七〇㏄を一日一回飲むように指導し、しばらく様子をみることにしました。

 ところが、EM.Xの効力を知悉(ちしつ)している私でさえ心底びっくりさせられるような報告があったのは、それからわずか二週間後のことでした。手術後の経過をみるためにCTスキャンを撮ったところ、何と肺の影が完全に消えてなくなってしまったというのです。余命三カ月の末期の肺ガンが、EM-Xを二週問飲用しただけで消えてしまうなどとは、常識で考えてもにわかに信じがたい話でしょう。ましてや、ガンという病気を知り抜いている医師にとっては不思議というより、認めがたい話です。しかしこれは、現実にあったことで、こういう劇的なケースもあるということに私白身、本当に驚いているのです。

転移したガンもEM-Xで回復へ

 EM-Xを臨床に用いている現場では、これほどまでに劇的ではないにしろ、一カ月の飲用でガンが消えた、二カ月で消えたというケースがあちこちで生じています。ですから、たとえ症状が進んで全身に転移したような患者さんでも、EM-Xによって改善する望みは十分にあると私は考えています。

 たとえば、末期の膵臓(すいぞう)ガンの手術を受けた六十四歳の男性の場合もそうでした。 この人の膵臓ガンが見つかったのが二〇〇一年の十二月。すでに転移が認められ、余命一~ニカ月の末期ガンでした。即座に入院して精密な検査を受けることになったのですが、もはや食事もほとんど喉(のど)を通らない状態で、六五キロあった体重も見る見るうちに落ちてゆき、一カ月の入院期問で四七キロまでにやせ衰えてしまいました。

 ただ、この男性にとってラッキーだったのは、奥さんがEM-Xの存在を知っていたことでした。私の著作を読み、EM-Xの効果と飲み方を知っていた奥さんは、医師にも本人にも内緒で飲ませていたのです。とはいえ、食事も満足にとれない状態ですから、量自体はさほど多くはありません。しかし、少量とはいえ、この検査人院中にEM-Xを飲んだことが功を奏したのか、その後、大病院へ移って手術を受けたあと、思いもよらぬ話を担当医から聞かされることになったのです。「もっと悪いと思っていたけれど、転移も思いのほか少なかった」というのです。

 これに勇気を得た奥さんは、膵臓ガンであることをご主人に告知する決意をします。病名は膵臓ガン、しかし、思ったほど重症ではなく、手術の結果もよかったこと。そして、ガンは活性酸素と密接な関係があり、強い抗酸化作用をもつEM-Xを飲めばガンが治る可能性がきわめて高いこと、さらには、入院中からすでに内緒でEM-Xを飲ませており、それが手術の好結果につながったと思われることなど、私の著作から入手した知識をもとに必死になってご主人に説明しました。

 膵臓ガンという病名を耳にした瞬問はショックで表情をこわばらせたご主人でしたが、EM-Xの説明を聞いているうちに希望が芽生えてきたのか、病気に対して前向きに取りむ意志を口にしました。

 「そうか、じゃあ、そのEM-Xというのを一生懸命飲むことにしよう」このときの量は食事ごとに80CCを一日三回でしたが、半年後には一回当たり70CCに量を減らしてもよいほど病状が回復しました。いまでは、朝食前に草むしりをしたり、あるいは家族旅行に出かけたりと、まるで大手術を受けた人とは思えないほど元気に暮らしているそうです。

 何より、全くといっていいほど抗ガン剤の副作用がないことに、奥さんともども驚いています。退院後も定期的に通院しては抗ガン剤を打っているのですが、髪の毛も抜けなければ発熱もなし、食欲はたまに減退することがあるものの、それも一日か二日で回復するということです。顔色もよく、四七キロまで落ちた体重は半年たって五一キロまで回復、「これくらい増えればもう大丈夫だろう」と医師からいわれ、夫婦ともにすっかり安心したそうです。

 一般に・転移したガンはなかなか治りにくいといわれています。これは医療現場の最前線に立っ医師たちに共通した認識で、すでに転移が認められる場合には医師自身、治療や告知の仕方についてずいぶんと悩むものです。ところが、その転移したガンがEM-Xの飲用でほぼ完治したというのですから、これは私にとっても大変な驚きです。
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「EM-Xが命を救う」田中茂著のプロローグから一部を紹介しましたが、る赤文字部分についてコメントしましょう。
 
① EM-Xは薬ではありません
           
 EM-XはEM菌を培養した溶液から菌を取り除き濃縮した液体です。現在は《EM-Xゴールド》という名称で販売されており、全国に販売拠点があります。誰でも、電話、FAX、ネットで申し込み購入することができます。

 ただし清涼飲料水としてのみ紹介されており、本書のような効果については一切宣伝されていませんので、EM-Xの実際の効果・効力については、前述した各書籍を読まない限り全く分からないのです。

 EM-Xが薬ではないという意味は、EM-X自体が直接病気や病原菌に作用するのではないからです。ではどのような作用があるのかといえば、免疫力を向上させ、全身の細胞を活性化させる作用が極めて大きいという事実に尽きるようです。その原理は何か、これに付いての理解が必要ですので更に説明しましょう。

◆ 水のクラスター

 ガソリンにEMを混入させると、燃費が30%も向上すると前述しました。そしてその原理として、ガソリンと空気を混合する際、分子レベルでガソリン粒子を細かくし、完全燃焼に近づけるからであると説明しました。

 その際にクラスターという言葉を用いました。ブドウの房という意味です。実は、私達が飲んでいる水や様々な食品に含まれている水、その水がどういう構造になっているのかを知る必要があります。

 天然に存在する水は、様々な物質が溶けています。雨水ですら、空気中の様々な化学物質を溶かし込んでいます。それらの、化学物質がイオン化したり、また様々な理由で水の分子同士が引きつけ合い、雪だるまのような塊を造ります。寒天を細かく刻んで少量の水を加えたグラスを貴方が見たとしたら、ただの水が入ったグラスとして見えるでしょう。

 それと同じで、私達が食物や飲料水から摂取している水は、そのようなクラスターの集まりであり、水の分子が一つ一つ分離されて、各自が自由運動しているそのようなのではないという事です。見ただけでは、限りなく液体ですが、分子レベルで見たとき、大きな岩のような塊りの集まりだということです。

◆ 体の水分と新陳代謝

 体の水分は体重の約60%、骨などの固形物が40%と云われています。私達の体だけでなく、あらゆる動植物は大量の水分を有しています。その水の役割とは何でしょうか。

 血液やリンパ液は体内を循環し、栄養と酸素、そして酵素やホルモンを運び、同時に様々な老廃物を排出させています。また筋肉、骨、各内臓における一つ一つの細胞は一つの化学工場であり、様々な物質を造りだし、また分解しています。これを新陳代謝といいます。

 それらの運搬と化学反応の媒体として、「水」の働きがあるという事を認識しなくてはなりません。すなわち、体の全ての新陳代謝は水の働きによって成り立っているのです。

 では、前述の岩のようなクラスターから成り立っている水と、限りなく分子レベルに近い状態の水、この二つの水が新陳代謝の媒体として機能するとき、どちらがより早く、より多くの栄養と酸素を運び、老廃物を排出させる事ができるか、またより速やかに化学反応を進めることができるでしょうか。

 限りなく粒子の細かい水は、新陳代謝の能力を飛躍的に高めるのではないかと容易に推測できます。EM-Xを飲用すると、EMに触れたクラスターは分解され、小さなクラスター、更に分子レベルの粒子へと水を変えていく働きがあります。飲用する量が多くなるほどより多くの効果があります。

◆ EM-Xは細胞を活性化し、免疫力を飛躍的に高くする

 体の60%占める水が媒体となって新陳代謝が行われます。その媒体である水が分子レベルまで細かく、すなわち岩のような塊ではなく砂時計のような砂のように細かいとすれば、新陳代謝と全身の細胞の内部における化学反応は、効率よく速やかに進行するということになります。

 その結果、人間の全身の細胞が若々しく蘇ることになります。各内臓器官では、様々なホルモン、また数千種類といわれる酵素を造りだし、体調や肉体の変化に合わせて全身に適宜に送り出しています。その作用と効果が高まり、かつ速やかに行われるとするならば、環境の変化や病原菌に対する抵抗力が高まり、様々な食品の添加物や化学物質を速やかに分解して排泄させる事ができます。

 クラスターが細かく分解されるということは、血液が塊を造らない、すなわち血栓の原因を取り除くだけではなく、俗に言う「血液さらさら」という状態を維持することになります。スピーディに血液が流れ、新陳代謝を加速させます。脳梗塞や心筋梗塞の予防にもなります。

 私が、EM-Xを飲み始めて、最初は5cc/日だったと思いますが、まず最初に実感したのは、非常に良く熟睡でき、起きたときさわやか、睡眠時間が短くても元気に仕事ができるということでした。新陳代謝が早いのですから、疲労がたまらず回復が早いのです。

 次に、私はお酒が好きで、時に長時間飲むことがありますが、そういうときは翌日頭痛がする気分が悪い、つまり二日酔いの状態になることが多々ありました。EM-Xを飲み始めてすぐに気がついたのですが、翌日アルコールがまだ分解されず体内に残っている状態でも、頭痛がしないそして気分も悪くないということに驚きました。

 アルコールが分解されアセトアルデヒトという毒物になりますが、これが二日酔いの原因です。肝機能が高まり、体内アルコールの分解速度が速くなります。さらに、毒物であるアセトアルデヒトを速やかに体外に排出する、その結果二日酔いにならない、とこういうわけです。

 また頭痛持ちであった家内がぴたりと直った事を前述しましたが、やはり血液の循環がよくなり、新陳代謝が速やかに進むことで改善したと考えます。ただし、偏頭痛の第一原因として霊的な作用が考えられますので、精神的な面、心の状態を合わせて改善する事が本来望ましいと言えます。

 その話を、会社の頭痛持ちの事務員に話したところ、彼女は早速試されましたが、後ほどEM-Xを手放せなくなったと話してくれました。

 医学が発達し、毎日栄養豊かな食事をしていながら、病気が無くなるどころか、何故難病が増え続けているのか、この問題をまず根本から考えることが大切です。人間本来の生命力、肉体の細胞を活性化させ、免疫力を高めていくこと、これが難病の克服だけでなく、予防医学・健康医学のベースに無くてはならないはずです。

 頭痛だけでなく、病気と名の付くものには必ず原因があります。仏教の言葉で色心不二と云われるように、肉体と魂は表裏一体であり、病気や免疫力を考えるとき、肉体の面と精神的な両面を考える必要があります。癌の第一原因は発ガン物質ではありません。発ガン物質は誰でも毎日必ず摂取しているのですから、第一原因ではないのは明らかな事実です。

「①EM-Xは薬ではない」に付いてのコメントを続けていますが、免疫力について霊的な面と肉体的な両面から考えてみたいと思います。

◆ 免疫力とは何か/肉体と魂の関係 
        
 EM-Xは肉体に含まれる水分のクラスターを細かくし、著しく新陳代謝を高める結果、全身の各細胞を活性化させ、免疫力を高める。しかし、免疫力や病気の第一原因については、肉体と魂とは表裏一体なのですから、その両面から考えなくてはならないと前述しました。

 地上に生息する全ての生物はボディと魂を必ず持っています。それが三次元生命体の形であるのです。そこで魂とは何か、という事を理解しておく必要があります。魂と霊体の違いについてです。霊は本来姿も形もない自由なエネルギー体ですが、肉体に宿ることで肉体と同じ形状をしています。そして、肉体組織と同じ組織を持った幽体というものを下着のように着ています。心は魂の中核部分であり、胸の付近に直径30cmぐらいの塊として存在しているといわれています。

 更に、私達の肉体組織や内臓器官は、異なる霊であり魂である生命がそれぞれ独立して肉体に宿っており、それらを統括し統合する事で幽体を形成し肉体を形成しています。肉体の活動エネルギーは食物から摂取していますが、霊体・魂は霊太陽の光エネルギーを吸収することで活動エネルギー・生命エネルギーとしています。

 睡眠中に幽体離脱し、四次元世界にある霊太陽の下へ行くことで、人間は生命エネルギーを得ることができますが、睡眠を取ることができない場合、一週間以上は生きることが出来ないといわれています。ですから、睡眠は極めて大事なことなのです。

 肉体各組織のそれぞれの細胞も同様です。各細胞の生命力は食物からエネルギーを得るだけではなく、睡眠中に生命エネルギー、すなわち霊エネルギーを得ることで、健康的に活動を続けることができるのです。

 ですから、肉体と霊の両面が健康でなければ本来人間が持つ免疫力を高度に発揮することができないのです。肉体を病原菌その他によって損傷すれば、その下着である幽体に傷が付きます。その結果、魂が苦しみ、心も苦しみます。

 逆に、心に病があれば心に曇りを造ることとなり、神の光を遮るすなわち霊太陽の光エネルギーを充分に吸収できなくなります。その結果、幽体組織の生命力が低下し、やがてその部分の肉体に病変が現れてくることになります。従って、健康を維持し、また難病を克服するカギがこの色心不二という言葉にあることが理解できるでしょう。

◆ 癌は何故発生するか/第一原因は心の在り

 癌発生のメカニズムについて、長年にわたり医学者は懸命に研究してきました。その結果、病原菌やウィルスではなく、発ガン物質やストレスが原因であるという方向に傾いていますが、真の原因が解明されているわけではありません。

 何故なら、発ガン物質には沢山の種類がありますが、私達が摂取している食物や空気中にごく普通に含まれているものが数多くあります。普通に食物から摂取するのではなく、何万倍もの濃度の薬品をネズミの皮膚に塗りつけて、短期間に細胞が癌化するかしないか、そういう実験結果として発ガン物質が特定されています。

 その結果、正常な細胞の遺伝子が傷つける作用があるものとして、発ガン物質がやり玉に挙がります。前述したように「活性酸素」も遺伝子を傷つけるとされています。活性酸素は体内で必ず発生するものであり、それはストレスや様々な原因で増えたり減ったりします。

 発ガン物質も活性酸素も、人間ならば誰でも多かれ少なかれお世話に???なっているのであって、誰もが平等に日常的に遺伝子が傷つけられているのです。しかし、癌になる人とならない人が居ます。また、癌と診断されたにもかかわらず、癌細胞が消滅したという事例も少なくありません。

 手術や医学的治療を受けずに子宮癌を完治させた方が私の友人にいますので、HPを参照してください。治癒力開花-がんを越えた世界

 誰でも日常的に遺伝子を傷つけられているとするならば、何故人は癌になるのか。しかも、文明社会ほど癌が多く、日本も増加傾向にあります。人間の正常な細胞は異物を排除しようとします。体内にできた異常細胞をも排除しようとしますが、正常な細胞が弱く、異常な細胞の生命力が強いと、異常な細胞は増殖を始めます。

 免疫力は肉体的な側面と霊的な側面の総合力であると前述しました。肉体的な側面とは、主として遺伝体質、年齢、栄養の問題と言えますが、大部分の人はそれらの要素に大した差があるわけではありません。とするならば、目には見えない霊的側面に大きな差があるのでは無いかと言えることになります。

 生命力とは霊的な力をいいます。何故ならば、霊とは生命そのものであり、生命エネルギーであるからです。霊が本来の生命力を持って活動するとき、肉体的側面が満たされていれば、最高度の免疫力を持つということができます。心に曇りがあり、充分な霊的活動エネルギーを睡眠中に得ることができない場合、次第に生命活動が衰えていきます。そうすると、肉体表面に様々な病変が現れることになります。癌になりやすい人の特徴は、
 

① 念を長く一点に集中できる人。

② 責任感が強く、自己の至らなさを責め続け、自己の魂を縛ってしまう人。

③ 特定の悩みに長く捕らわれている事が多い人。

 どの程度確かなのかは私には分かりませんが、特定の悩みは特定の内臓諸器官と関係があるといわれています。すなわち、特定の場所に自己を否定し責める念が強く働き続けると、その部分の霊的組織の生命力が減退し、やがて発ガン物質や活性酸素の働きで発生した遺伝子の傷を二次的原因として、細胞が癌化し増殖を始めるという事なのです。

 ですから健康維持、ストレス解消という意味で、ヨガ、気功、太極拳、座禅瞑想、自然食その他のこだわりについて、私は否定するものではありません。大いに追求されたら良いと思います。しかし、真に健康を追求したい、ストレスを感じないようにしたいのであれば、外見的な形に捕らわれるのではなく、

④  生まれてから現在までの心の大掃除、総点検をすること。

⑤  特に潜在意識に埋もれていて、普段は気づくことのない心のスモッグを晴らす事が大切。

⑥  日常の生活の中で、心がマイナスの念いに捕らわれる事がないか、常に点検する事。

⑦  いかなる場合でも、積極的に、明るく、心に重荷を持たない生活を目指すこと。

 ④⑤は一度や二度では充分ではないし、また正しさという尺度が分からないと深みがでないと言えます。しかし、自分の良心を尺度とし、第三者の目で点検すれば、かなり大きな成果があるはずです。

 ⑥⑦は訓練ですから日々の努力が大切であり、一生の課題です。心の掃除の問題は本題から外れていきますので、別のテーマとしてお話ししていきたいと思います。

 心の問題を解決すると、生命力が向上していき、霊的組織が回復し、やがて肉体組織が回復するという事が言えます。同時に、EM-Xは免疫力向上に大きな力を発揮します。また、化学療法も大いに有効になります。またヨガ、気功、太極拳、座禅瞑想、自然食その他のこだわりも大いに効果を発揮することになります。

 免疫力とは生命力であり、それは霊的なエネルギーです。「心の在り方」が健康維持のベースとして極めて大きく作用することを理解されたと思います。

 「EM-Xが命を救う」の抜粋について更にコメントを続けます。

② 難病といわれるさまざまな症状に驚くべき効果
③ 臨床でEM-Xをかなり頻繁に用いてきました。      
④ 世界最高の抗酸化物質
⑥ EM-Xにはまったく副作用がない

 『「蘇る命」1996年初版 総合ユニコム(株) 田中茂 医学博士著 副題--自然治癒力を高めるEM-Xとは』によると、既に様々な難病、通常では治療が困難と云われているような病気に対しても、一定の効果が認められることが記されています。

 初版が出版されて既に13年が経過しています。比嘉照夫教授の著書か、田中茂博士の著書か定かではありませんが、タイの病院ではエイズの治療に使用されており、またロシアのチェルノブィリにある病院では、放射線に被曝した人の後遺症治療に使用されていると書かれています。

◆ エイズの治療

 エイズというのは御存知のように人間が持つ本来の免疫力が著しく低下し、様々な病気を併発する病気です。体内のエイズウィルスを根絶する治療方法がなく、根本的な治療ができません。発症するまでの潜伏期間が長いのが特徴で、数年から数十年と云われており、免疫力を強化すれば発症に至らずに済むかも知れません。従って、EM-Xの効果が大変期待できるのです。

 ウィルスの感染が確認されても、免疫力を維持しさえすれば発症せずに健康を維持することができますから、そういう意味で現在様々な治療方法があるとは思います。しかし、医薬品は薬であると同時に毒物ですから、何らかの副作用が必ずあり、患者も悩みつつ服用を続けなくてはなりません。また、医師の厳重な指示の基に服用しないと危険です。

 しかし、EM-Xはどんなに多量に飲んでも、一切の副作用がないのです。そういう意味で、様々な化学療法と併用しても全く問題ないことが、田中茂博士の多数の臨床例から分かっています。博士もエイズの治療に使用してみたい、と著書の中で書いておられます。まだ日本において、EM-Xが治療に使用されているという例は無いようなのです。

◆ 放射線被曝治療

 チェルノブィリ原子力発電所の大事故で、大量の放射能を帯びた塵が大気中に飛散し、数千キロ離れた地域まで強度に汚染されています。事故直後だけではなくその後も、風で舞った塵を吸い込むことで、それが肺の奥深くに付着し放射線を出し続けますので、例えどんなに小さな塵であっても、一生の間、肉体組織の遺伝子を破壊し続けます。

 それが免疫力を著しく低下させ、各種の癌の原因となり、また様々な被爆症状で多くの人が苦しむ事になっているのです。EM-Xで免疫力を高め、正常な細胞の生命力を高く維持することで、癌の発生率を抑え、被爆症状を軽度に抑えられることが期待できます。

6.終わりに  
               
 EM技術の話をどういう切り口で説明すれば、読者に理解され受け入れられるだろうか、と色々と考えました。しかし、対象が大きすぎて断片的な話に終始してしまったように思います。読者で興味を抱かれた方は、是非、紹介した著書の何冊かを読んでみてください。

 大発明ほどこれに反発する人が出てきます。それは専門家であり、第一級の研究者や学者です。価値観の変化する時代、大躍進の時代ほど、専門家といわれる人の多くは、自分の専門常識を越える発明や発見に対して、無意識の自己防衛本能が働き抵抗するものです。

 それに反して一般の率直な人は、気楽に試してみようと思います。試して効果があれば続ければいいし、無いと思えばやめれば良い、ただそれだけの話だからです。一切の宣伝をしなくても、既に世界55カ国に生産設備があり、様々な人が取り組んでいます。

 環境に、農業に、医療に、健康に、構造物・建築に、ペットに、食品の保存に、内燃機関の燃費改善に、また様々な酸化防止に、・・・・・限りなく応用分野が広がっています。日本でも口コミでかなり広まってきました。

「EM???・・・ああなんか聞いたことある。」そういう人が増えてきています。
 先日、眼科のある先生にEMの話をしたら興味を持たれたので、著書の抜粋や資料を差し上げましたところ、大変喜んでいただきました。また、先日紀州熊野の山の中にあるホテルのオーナーと従業員と話をする機会があり、持病に悩んでいる話を聞きましたので、EM-Xの話をしたところ、早速その夜にネットで注文し、二人で飲んでいると後ほど聞きました。

 EM-Xは少し黄色みがかった無色透明の液体です。清涼飲料水として販売されていますが、500ccのボトルが4,500円します。15ccづつ毎日飲むと、約1ヶ月続けることができます。一日あたり150円かかる計算になりますが、高いか安いかはその人の価値観次第です。私は最初5cc/日の割合で飲んでいましたが、それでも二日酔いにならない、睡眠が短くてもすっきりする、ハードに働いても疲労がたまらない、などは充分に実感できました。

 若い人は、健康に対して自信を持っています。しかし年齢が上がるに従い、様々な自覚症状が出てくるものです。体内で造られていたホルモンやアミノ酸も、加齢によって生産能力が低下し、サプリメントとして取った方が良いとして、様々なものが販売されています。

 EM-Xでそれらが補えるわけではありませんが、もしサプリメントや様々な自然食品にお金を掛けるのであれば、EM-Xもその中に加えてみてはいかがかと思います。より効果的な健康維持管理ができるのではないでしょうか。また持病や難病に苦しむ方がおられたら、田中茂博士、また同病院の看護婦さんからお話しを聞いて、どれぐらい飲めば良いか、判断の材料にされたら良いと思います。

 以上で、EM技術の紹介を終わりにします。



御自由にリンクを貼っていただいて結構です
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photographs are acquired from
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