◆◆◆ 3.ヨハネの黙示録は新約聖書の他の部分 ◆◆◆ |
神の言葉がそのまま綴られている書
イエスの死後、彼の弟子達が各地において生前のイエスの言葉を語り伝えましたが、その内容を編集したものが新約聖書です。その一部としてヨハネの黙示録は収録されています。
当時、ローマ帝国の圧政のもとで苦しむ一般大衆に対して、イエスは様々な奇跡を起こし、そして神の実在と神の本質である愛を語りかけました。文字を充分に読みこなせない人も多く、学問もほとんど無い人たちが中心でした。そのため、たとえ話を豊富に用いて神理(神の教え)を易しく教えました。
しかし、たとえ話は多くの人に神理を理解させる大きな力になりえるのですが、自ずと限界もまた生じます。また彼の伝道期間は約3年と聞きますが、非常に短い時間でした。
従って、イエスも充分な教えを残せなかったでしょうし、また弟子達が神理の奥深くまで理解できたとは思えません。
ローマ帝国の役人に捕らえられた獄中のヨハネは、ある時雲に乗ったイエスに導かれて幽体離脱し、神の前で人類の未来を見せられましたが、これを書き記し、後世へ伝えるように神に命ぜられました。これがヨハネの黙示録です。
前述のようにイエスは神の言葉をそのまま大衆へ伝えたのではなく、かみ砕き、たとえ話を用いて教えたのですが、ヨハネの黙示録には神の言葉がそのまま記録されています。
これが、新約聖書の他の部分と大きく異なる点であり、未来預言にとらわれることなく神の言葉に直接触れることができる大切な部分です。人間の浅はかな思いによって曲げられたり削除されたりせずに、ほとんど原文のまま神の言葉が人間に伝えられているのであり、奇跡といえます。
ですから、予言以外の部分にも大切な神理が多く眠っています。本書の解説では、未来予言だけではなくこの神理についても多くの紙面を割いて解説しました。 従来のキリスト教の教義と大きく異なる点がありますが、しかし神の言葉の端々から多くの神理を学ぶことができます。そのような視点から、皆様方が本書の解説を読まれると新たな発見があるのではないでしょうか。
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