ヨハネの黙示録・全ての謎が分かる

The Seven Seals

◆◆◆「未来からの警告」 ジュセリーノ予言集Ⅰ◆◆◆
2007.04.10 初版

マリオ・エンジオ著・韮澤潤一郎監修・山川栄一訳 

監修者まえがき 韮澤潤一郎


 「ジュセリーノ予言集」を監修するにあたり、数百通の予言文書に目を通すことになった。ようやく読み終えてから気付いた重大なことがある。

 それは宗教の中で唱えられてきた未来像の共通性についてである。仏教では「末法の世」とか「末世」という思想があるし、キリスト教では新約聖書の黙示録などに出てくる「世の終末」思想がある。それらは象徴的な教訓だという見方もあるが、そういう時代がいつか来るとも受け取れる。

 ジュセリーノ予言では、これから三十年間ほどは、まさしくそれらの宗教で描かれた様相の世界が提示されている。まるで万民が余命宣告を受けるようなもので、誰もが残りの人生をどう生きるかを真剣に考えることになる。

 そうした反省に目覚めた後に、仏教では「弥勒の世」、キリスト教では「至福千年」と表現される、新しい希望に満ちた世の中がやって来るとされていることは救いであろう。

 さらに、近代に入り、精神世界の能力者といわれた人たちや、日本の新興宗教を切り開いた開祖の中には、真に予知能力を発揮した人々がいた。それらの人々が残した予言書の中にも、この世の終末を詳述した文献が見られる。詳しくは巻末の参考資料をご参照いただきたい。
 産業革命を経て、世界が近代の科学文明に入ると、私たちは大量の化石燃料によってエネルギーを消費するようになった。その結果として環境破壊を引き起こし、地球規模の文明の見直しを迫られている。

 ジュセリーノ予言によれば、破局の到来は予想以上に早まりそうだ。もう来年くらいから誰もが分かる異変が空に現れるという。さらに、これまでにない天災がそれらを加速させるそうである。

 これらの予知警告文書は、世界中に発信されており、日本の当局やマスコミ媒体にも何度か送られているが、返信はまったく来ていない。その多くが読みにくいポルトガル語のせいか、まともに扱われなかったようだ。しかし、そこには日本の未来の重大な展望がしたためられている。その内容については、今後の予言集で整理して取り上げたい。とりあえず主要なものは、巻末に年表として列記した。

 人問の超感覚的知覚力で、時問と空間を越えた情報を取得する方法は、非科学的という名のもとに、かえりみられることがなかったが、最近はテレビなどでも取り上げられ、認識されるようになってきた。例えば夢予知や体外離脱体験による予知透視現象、また軍や警察によるSRV=科学的遠隔透視の活用などである。

 とはいえ、ジュセリーノ氏の場合は多少異質な点がある。それは日時までも特定するという、あまりにも正確な予知であるということだ。

 予知は原則的に次のように起きる。

 まず、夢の中で彼は未来の情景の中に立つ。そして場所や期日、内容を伝えるべきあて先などのデータが声で聞こえる。その声は常に同じ声音であり、その声の主を彼は「助言者」と呼ぶ。

 このような正確な未来の告知は、これまででは、”光球”の出現日が伝えられたファティマの奇跡と、未来の天気図が印されたミステリーサークル現象がある(巻末資料参照)。これらの場合には、いずれも地球外知的生命体の干渉があったと私は考えている。

 地球に危機が迫った現在、見るに見かねた宇宙からの警告がジュセリーノ氏を通じてなされているのだろうか。高度に進化した宇宙人であれば、正確なSRVの手法が可能であろう。

 ジュセリーノ氏の予言書が、ブラジル以外で出版されるのは、日本が初めてである。彼のメツセージが日本から世界に発信されることになる。未来図を知った民族が、どう世界に向かって役割を果たすかが、地球の運命を左右するに違いない。



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