第一部　現代の予言が世に間われるとき／
第一章　マスコミの中の予言戦士／
予言はどこから来るのか　本文抜粋　P.16

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　その人物とは、ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース氏のことである。彼は一九六〇年三月、ブラジルのパラナ州マリンガ市フロリアーノで生まれ、現在四十六歳（二〇〇七年時）、妻と子ども三人（現在四人）で暮らしている。

　幼少のころから未来を予知夢で見ることができたのだが、同じような特異な能力を持つ人たちと決定的に異なっていた点が二つあった。

　一つは、それらの夢を見た後、予知の中に登場した相手の人に手紙を書いて送っていることである。加えて、そのコピーを公証役場に登録したり、発送証明を取ったり、受取証明付きの書留で送ったりしていたことである。

　二つめは、予言した出来事のほとんどが、実際そのとおりに起きているということだ。

　大学や研究者たちの計算では、九五～九七パーセントの確率で的中しているという。かつてない高い確率になっている。

　したがって、ジュセリーノ氏の実績は、唯心、唯物の両者に反省を促すとともに、彼らを満足させることを期待できるかもしれないのだ。
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