ヨハネの黙示録・全ての謎が分かる

The Seven Seals

◆◆◆ 第1部 ヨハネの黙示録【テーマ別 解説】◆◆◆
第二章 七つの封印はすでに解かれた

 ヨハネの黙示録がいつの時代をあらわしているのかを正しく知ることが重要である。第二章ではまずこのことを検証し、まさしく二十世紀末という現代が神の言われる「その時」であることを確認しよう。

 そして先進七ヵ国とロシアについて解説し、日本、アメリカ合衆国とニューヨークの登場について触れ、さらに第三章、第四章、第五章で、この十年ぐらいの間に予定されている預言の内容がどのようなものかを明らかにしてゆきたい。  本章の検証の結果は、これらの預言をきわめて現実感のあるものとするであろう。読者諸兄も、あまりの符合の多さにきっと驚かれることと思う。


ベトナム戦争


 イエスキリストが「七つの封印のある巻き物」のすべての封印を解き終わった時、七人の御使が現れ、七つのラッパが与えられる

[8-7]『第一の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、血のまじった雹(ひょう)と火とがあらわれて、地上に降ってきた。そして、地の三分の一が焼け、木の三分の一が焼け、また、すべての青草も焼けてしまった。』

 このような映像は、現代人ならば容易に分かることである。第二次世界大戦時の東京大空襲やベトナム戦争で、爆弾が雨あられのごとく地上に降りそそぎ、容赦なく無差別に人びとを殺傷する様子が思い出される。このようなことは第二次世界大戦以後のことであり、それ以前の歴史には見あたらない。

 地の三分の一という表現がなされているが、これはおそらく全世界の三分の一という意味ではなく、ヨハネは「水晶に似たガラスの海」のようなスクリーンを見ているから、そこに映し出された地の三分の一、つまりその地方、国、地域一帯の三分の一を意味していると思われる。


 『‥‥地の三分の一が焼け、木の三分の一が焼け、また、すべての青草も焼けてしまった。』という表現から何が想像されるであろうか。ベトナム戦争で、アメリカ軍が大量にナパーム弾(焼き尽くすことを目的とする爆弾)をジャングルに投下して、焼け野原にする作戦を行ったことを思い出す(北爆の開始は一九六五年)。


 二千年前のヨハネには理解できないことであったが、「水晶に似たガラスの海」のようなスクリーンに映し出された情景を見たとおりに正確に書き残したのである。



御自由にリンクを貼っていただいて結構です
LinkIcon
http://www.the-seven-seals.jp/

The free background
photographs are acquired from
http://www.h3.dion.ne.jp/~xosada/index.html