ヨハネの黙示録・全ての謎が分かる

The Seven Seals

◆◆◆ 第1部 ヨハネの黙示録【テーマ別 解説】◆◆◆
第二章 七つの封印はすでに解かれた

日本、そしてアメリカ合衆国とニューヨーク

 先進七ヵ国とロシアの登場だけでなく、驚くべきことに日本が登場するのであるが、ここでは、それが間違いなく日本であるということに絞って見てみよう。

 この黙示録が「現在ただ今」のことを預言しているのだということを検証することが本章の目的である。黙示録を読み進んでいけば、そのの全体像から、日本の果たすべき使命が大変大きなものであることがやがて分かってくるであろう。

 第12章全文が日本について暗示している。ヨハネは日本については何も知る由もなかったであろうし、日本においても西暦百年頃というのは、歴史そのものが残っていない時代である。しかし天上界の神々は計画をし、未来を予測(シミュレーション)していたのである。

[12-1] 『また、大いなるしるしが天に現れた。ひとりの女が太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に十二の星の冠をかぶっていた。』

「太陽を着て」というのは何を暗示したものであろうか。英文では a woman clothed with the sun と表現されているが、「着るのは布」であり、それに「太陽がデザイン」されているというのである。これはまさに国旗であり日本の象徴である。しかし、これだけでは偶然の一致かもしれないし、説得力は弱い。そこで神は、さらなる暗示の印をヨハネに見せているのである。

 「足の下に月を踏み」とは何を意味するのか。月をデザインとして用いる時はたいてい「三日月」を画く。「三日月」は中世のイスラム諸国のシンボルマークであった。現在の中東アラブ諸国であり産油国でもある。日本はこのアラブ諸国から大量の石油を輸入していて、彼らから見れば大切なお客様である。「足の下に月を踏み」とは、中東アラブ諸国の石油を大量に消費し、また経済的に深い取引関係にあることを暗示する言葉なのである。

 次に「十二の星の冠」とは東南アジア諸国(連合)を暗示し、その独立と発展に日本が大きく貢献することを暗示する言葉である。「冠」という言葉に「貢献」という意味が込められている。一九九七年現在、ASEAN加盟国は七ヵ国であり、オブザーバー三ヵ国の計十ヵ国で構成されているが、最終的には十二ヵ国の加盟による「ASEAN 12 」が実現するのであろう。

 「太陽を着る女」「月を踏み」「十二の星の冠」という三つの符合により、「この女」は日本国を象徴していると推定できるのである。さらに、日本に関連したもう一つの符合を挙げておこう
 

[7-2] 『また、もうひとりの御使いが、生ける神の印を持って、日の出る方から上って来るのを見た。‥‥』

という部分である。「生ける神」とは、使命を帯びて地上に下生(げしょう)した神を指し、日本に生まれた救世主を意味する。「印」とは救世主の使者としの印、「日の出る方から」とは、ヨハネがいる天上界またはイスラエルから見て日の出(いず)る方角、すなわち日本の方角を示す。「上って来る」とは、地上世界から天上世界へ上って来ることをいう。

 第12章全体が日本に関する記述である。日本に救世主が誕生すること、アメリカ合衆国の軍事力の保護のもとに経済的発展を遂げ、さらに大きな経済的破局よって沈没の危機にさらされるが、何とか一命をとり止めること、そして一九九五年七月から一九九七年四月の間に朝鮮戦争に匹敵する脅威(北朝鮮崩壊)にさらされることなど、(12-1)から(12-18)まで、かなり具体的に暗示されている。一部にカモフラージュのためにとくに関係のない文章が挿入されているが、本書第五章「救世主の出現と日本」で、まさにそれが日本であることがより鮮明に浮かび上がってくるであろう。

 前述の第12章における「日本」についての記述の中に、「大きなわしの二つの翼」という言葉が出てくる。大きなわしが二つの翼を広げている図とは、アメリカ合衆国を象徴するものである。まず大統領の旗、副大統領の旗、国防省、空軍、陸軍、海軍、海兵隊、その他非常に多くの旗に使用されており、アメリカの軍事力そのものを象徴している。

 さらに「先進七ヵ国とロシア」を解説した第17章[17-1~7]に、「大淫婦」「大いなるバビロン、淫婦どもと地の憎むべきものらとの母」とある。「大淫婦」は前述のようにアメリカ合衆国であり、また資本主義取引の世界的中心地・ニューヨークでもある。「淫婦ども」とはアメリカ型資本主義と自由思想を取り入れた世界の国々を指す。「地の憎むべきもの」とは、大神霊地球意識(後述)が最も憎むもの、すなわち核兵器・核爆弾であり、地球環境の汚染である。アメリカ型資本主義と歪んだ自由思想が、結果として唯物思想を世界にまき散らし、さらに核兵器の開発をし、これを世界に配備させ、その技術が世界中に広まったが、「母」というのはその「産みの親」という意味なのである。

 [17-18]に「地の王たちを支配する大いなる都」とあるが、これは全世界の代表「地の王」を一同に集めている姿、すなわち国連本部がある都市という暗示である。
 さらに第18章にある「麻布と紫布と緋布をまとい」はニューヨーク州の旗を象徴する暗示であり、「金や宝石や真珠で身を飾っていた大いなる都」は、近代都市を暗示する言葉である。

 現代文明の象徴であるアメリカ合衆国と、資本主義の象徴としてのニューヨークについて、多くの記述が割かれ、その運命が暗示されているのであるが、その詳細については次章で見ていこう。



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