◆◆◆ 第1部 ヨハネの黙示録【テーマ別 解説】◆◆◆ |
イラク軍のクウェート侵攻
[8-12]『第四の御使いが、ラッパを吹き鳴らした。すると、太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれて、これらのものの三分の一は暗くなり、昼の三分の一は明るくなくなり、夜も同じようになった。』 |
ラッパの合図とともに再びスクリーンの場面が変わる。太陽が映し出されると、薄暗くなったり時には全く見えなくなったりする。月の夜も、星の夜も、昼も、夜も、同じような空が映し出される。上空から地上を見たのではなく、地上から上空を見た場面である。かなりの長期間、太陽も、月も、星も、見えるべき時に見えたり見えなかったりすることから、どのような事件が思い出されるだろうか。クウェートの油田が大量に破壊され、一年近く真っ黒なすすがクウェートの上空をおおい続けた事件、すなわちイラク軍のクウェート侵攻(一九九〇年)である。
ここで、これまでの第一から第四のラッパによって引き起こされた事象について整理してみると、次のようになる。
第一のラッパ 北ベトナム爆撃 一九六五年
第二のラッパ イラン・イラク戦争 一九八〇年
第三のラッパ チェルノブイリ原発事故 一九八六年
第四のラッパ イラク軍のクウェート侵攻 一九九〇年
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